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2010年10月26日火曜日

読書レビュー:できそこないの男たち

ブログでは初の読書レビュー。前書いたのは
ミクシイ(ミンズコで乗ってます)
ブクログ(ptowngorillaで乗ってます。ほとんどアップデートしてません。)

に載ってます。

福岡伸一、「できそこないの男たち」
新書界では有名な一冊。

基本的内容は、男が女の変化系であるとこ。劣化版とでも言うべきか。本著の言葉で言うと「カスタマイズ」「使いぱしり」。男は基本的に全ての生物学的な面で女に劣っているとのこと。あとは精子とかDNAとか科学的なことも結構書いてあります。

ただ、この本のすごい所は、書かれかたとでも言うのか、ようは構成と描写です。筆者はまるで小説を書くように、オカルトちっくに、幻想的に、ファ ンタジックに科学についてかたります。ある時は流動的に、ある時は突発的に比喩やエピソード、自分の経験や独自の見解を交ぜてきます。そこが一番魅力的だ と思いました。

あと、いくつか面白い点。
1:Gut Feelingということばの由来。これは驚いた。
2:蟻の門渡り

でも、ちょっとちょっと疑問になった点
1:男が主流の社会になった理由は教えてくれたんですが、なぜ男のほうが身体的に力があるのかを教えてくれない。女のほうが全てに置いて優れているんだったら、力のほうでも優れるようにすれば良かったのに。
2:中国のように、一人っこ政策で男のほうが比率で多い社会は一体どうなるのか。そこはすごい気になった。

でもなんだかんだで一読の価値ありです。もう一冊読みたくなりました。筆者の才能はピカイチですからね。ハーバードで研究員て笑

PS:おれも昔女だったと思うと密かな興奮を覚えるおれはやっぱり変態?

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