今日は知り合いとのとの待ち合わせとバイトの間に時間があったので、漫喫へゴー!
「このSを見よ」北崎拓
ビッグコミックスピリッツで現在連載中。内容は、お尻に不思議なアザ(スティグマ)を持つ超一途な童貞青年が、ある日、そのアザを見た女は完全に自分に欲情することに気づく。そこから生まれる人間模様を描き出しているドタバタエロコメディ。
うーん、ってか知らなかったけど、この作家、「クピドの悪戯 虹玉」書いてたんですね。だから安定感があるのか。エロコメディなのに、すごい基本がしっかりしている感じがする。だから人間関係の描写とかが若干冒険していても、話がぶれている感じがしない。
また、こういった能力があったら真っ先に考えるであろう「じゃあ、世界中の女とやれんじゃん!女優とか芸能人とかもやりたい放題じゃん!!」っていう男性の甘い考えも、それ相応のリスクと葛藤があるんだよとリアルに描いている。主人公の序盤の、ヤケになって女遊びしている時の性格の変貌とかもものすごく的確だったと思う。
最終的に、リアルに、「憧れの幼なじみの女医さんとの純粋な恋愛(=自分の本性)」vs「 世界中の女を蹂躙(=与えられたスティグマによって手に入れることのできるメタ自分)」のジャクスタポジションが上手く描けていたと思うので、とても面白かった。今後も楽しみ!
現4巻まで
評価:8/10
「とめはね」河合克敏
ビッグコミックスピリッツで連載中。地味な帰国子女(男)と柔道全国大会2位(女)が高校の書道部に入学して活躍する青春学園もの。
最近「ちはやふる」の人気とかもあり、文科系クラブ/サークルが題材の漫画が受けているよね。それの真骨頂が「とめはね」。ゆるーい感じで進んでいくが、書道の歴史とかスタイルの違いとかもちゃんと解説してくれる。ストーリーもうまい感じに大会やらストリートパフォーマンスやら合宿やらを、実際の学校やイベントの取材と絡めてくる。
でもこの漫画の醍醐味は、個人的にキャラクターとギャグだと思っている。特に副部長の加茂ちゃんとかは漫画史に残るキャラですよ笑 おっぱい触って来た家元っぽい人をおもっくそ殴るなんてwww 思わず漫喫で吹いたわwww
あと、ギャグのペースもすごく上手。コマ割りをうまく使うことによって、右から左へキャラごとにの流れるギャグや、数コマに渡って続いていくギャグを繰り出してくる。書道の漫画なのに妙に明るく、常に口元が微笑んでいる感じ。いいよね。
現7巻。
評価:7/10
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